FXプロトレーダーに選ばれ続けるMT4!おすすめの理由を徹底解説
「おすすめの分析ツールは、MT4です。」トレーダーの中でMT4をすすめる人はたくさんいます。私も同感です。
とはいえ、
・「なんでたくさんの取引ツールがあるのに、MT4を使う人が多いのかわからない」
・「MT4の何がいいのか、簡単に教えてほしい。。」
こう思う方も多いでしょう。
そこでこの記事では、MT4がおすすめの理由を現役専業トレーダーの観点から解説します。
具体的には、
・そもそもMT4とは何なのか?
・MT4のメリット
・MT4のデメリット
順番に重要なポイントだけを紹介していきます。
5分もかからずに読めますし、MT4への理解が深まります。まずはご一読を!
そもそもMT4とは?
MT4(メタトレーダー4)は、世界で最も有名な取引ツールの1つです。実績・知名度は抜群にあります。
2005年、ロシアのMetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社がMT4を開発・リリースしました。
海外FX(海外証券会社)のほとんどが、MT4と提携してサービスを展開しています。また、近年はFXだけでなく株式・仮想通貨も取引可能です。
MT4のメリット4選
MT4が多くのトレーダーに使用される理由は、当然メリットがあるからです。
そこで、MT4のメリットを4つ紹介します。
以下3点です。
1,インジケーター・ツールが豊富
2,高機能でチャートをデザインできる
3,ツールをプログラムできる
4,世界中で愛用されている
1つずつ順番に解説します。
1.インジケーター・分析ツールが豊富
MT4では約50種類を超えるインジケーター・分析ツールが使用可能です。
代表的なものに「移動平均線」「MACD」「フィボナッチ」があります。チャートも世界基準で、ローソク足だけでなく、バーチャート・ラインチャートが実装済みです。
MT4特有の機能で人気なものに「トレーリングストップ」があります。トレールとは、「追いかける」という意味です。
例えば、トレーリングストップを5ピップスに設定すると、利益確定ラインがリアルチャートの5ピップス後を追いかけ続けます。レートが5ピップス以上下落した時に、自動で利益確定するシステムです。
トレーリングを使えば、利益を限界まで伸ばすことができます。推奨するプロトレーダーは多いです。
2.チャートをデザインできる
MT4は、チャートを自分好みにカスタマイズできます。チャートの色だけでなく、複数のチャートを重ねて表示。分割方法も自分好みに設定可能です。
また、時間足ごとにインジケーターや描写を変えられるのも魅力です。
例えば、「ドル円の1時間足では移動平均線・ストキャスティクス・自分で書いた長方形を表示。4時間足では、ボリンジャーバンド・違う位置に書いたイラストを表示。」などです。
このような、チャートを作成可能です。この機能がないと、1つの時間足で書いた描写は、他の足種にも反映してしまいます。ゴチャゴチャと見づらいチャートができてしまい分析の精度に悪影響です。
チャートをカスタマイズすることは、マルチタイムでチャートを見るトレーダーにとって、欠かせない機能です。このような分析手法をマルチタイムフレーム手法と言います。
マルチタイムフレーム分析とは、異なる時間軸のチャートを見て、現在の相場状況やトレンドを把握したうえで、エントリーポイントを探る分析法です。短期・中期・長期等のトレードスタイルに関係なく必要とされる重要な基本分析法です。
3.ツールをプログラムできる
MT4では、自分で作ったツールをプログラムできます。これは、「Meta Editor」というMT4独自の機能です。インジケーターを細かくアレンジしたり、オリジナルインジケーターを販売している人は、「Meta Editor」を使っています。
なかには、独自の手法を組み込んだプログラムを過去のチャートにあてはめて勝率を検証するトレーダーもいます。
ツールプログラムは、MT4の大きなメリットです。
4.世界中で愛用されている
MT4は世界中で愛用されているツールなので、多くの「第三者が作ったインジケーター」や「プログラム」が公開されています。中には、無償で使えるものもあるので、使えるものがあれば、とても助かります。
現代では、ブログやYouTubeなでで、チャートのマッピングを公開している場合がありますが、ほぼMT4が使われているのでこれも大きなメリットだと言えるでしょう。
また、多くのトレーダーが、MT4のツールを使って、チャートをウォッチしていますから、大衆心理も掴みやすいと個人的には思っています。
MT4のデメリット
デメリットを事前に把握することで、損失を回避できます。
MT4のデメリットは、以下3点です。
1,Macユーザーにやや不向き
2,国内証券会社で取扱いが少ない
3,時間軸を切り替えるとラインのブレが生じる
順番に解説します。
Macユーザーにやや不向き
Macは長年、MT4に対応していませんでした。最近、ようやくMacユーザー向けにMT4が開発されましたが、MacがOSをアップデートすると、最新のOSに対応するまで時間がかかります。
MacユーザーはWindowsをインストールしてMT4を使用できます。とはいえ、基本的には、Windows OSでの動作環境を考えて設計されているツールなので、バグが出たりします。私自身もMacユーザーですので、どのように使っているかご紹介します。
スマホでは、MY4が基本使えますので、スマホでウォッチするという選択もありますが、やはり、PCのモニターでチャートはチェックしたほうがいいです。
①「Parallels Desktop(パラレルデスクトップ)」というソフトを購入する
新規ライセンス購入が、1万円弱だったと記憶しています。また、MacOSがバージョンアップされるごとに、こちらもバージョンアップされ、その都度、有償でアップデートが必要です。
ですが、このParallels Desktopは、まるでブラウザのように使うことができるので、使い慣れてしまうと何も問題ないです。
②お名前.comのデスクトップクラウド
こちらも有料にはなりますが、月額2,500円程度です。FXでしっかりと利益を出すことができていれば、この経費は、問題ないでしょう。個人的には、Macユーザーの場合、これが一番おすすめだと思っています。
特徴としては、お名前.comの大きなサーバーに、自分のサーバー領域を使わせてもらっているというイメージです。ですので、MT4の動作がPCのスペックに左右されず、とても速いです。
設定がやや複雑ですが、1回設定してしまえば、あとは、Mac上で切り替えるだけです。あと、自動売買ツールを導入するのにも適しています。
③Boot Camp
Boot Campは、Apple公認のWindowsを動かすための切り替え装置のようなモノです。私は使ったことがないのですが、Appleが公式にリリースしているので、使い勝手も良いと思われます。
ただ、弱点というか、使い勝手の面において、Macを再起動しないと、Boot Campが使えないですし、Parallels Desktopのように、ブラウザを切り替える感覚では使えません。
④Win PCマシンを買う
私は、Macヘビーユーザーですので、FXに取り組み始めた当初は、Macだけを使っていました。
しかし、現在は、FXをほぼ専業としていますので、Win PCのマシンを別途購入しました。現時点で、Macが2台、Winが1台という環境ですが、全てでMT4を使えるようにしています。
カリキュラムを作成する場合などは、メインのMac。個人的なチャートマッピング、トレードは、Win。そして、MacBook Airでは、出先で使っています。
このように使いこなすこともできますし、現在、Macだけしか使わないという場合は、トレード、テクニカル分析専用のWin PCを購入しちゃいましょう。すぐに元が取れるはずです。
2.国内証券会社で取扱いが少ない
前述したように、MT4は基本的に海外FXと提携しています。そのため、国内証券では取扱いが少ないです。
MT4が使える業者は、以下にまとめました。
OANDA Japan(オアンダ・ジャパン)
FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)
外為ファイネスト
サクソバンク証券
AVA Trade(アヴァトレード)
EZインベスト証券
FOREX.com(フォレックスエクスチェンジ)
上記以外の証券会社はMT4と提携していないので、MT4を使用できません。「MT4は使いたいんだけど、他の国内FXを使いたい」こう思ったら、MT4でチャートを分析して、決済は他社でするやり方もあります。
3.時間軸を切り替えるとラインのブレが生じる
MetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社は、近年、NT4のバージョンアップ版「MT5」をリリースしています。バージョンアップ版ですから、MT5の方が優れている部分もあるのですが、使い勝手は、あまり良くないと思います。
ただ、MT4の弱点であった「チャートの時間軸を変えるとラインがブレる」という事象は改善されています。
このラインがブレるという事象は、仕方がないので、時間軸ごとに、ラインを指定して使っています。多くのトレーダーは、バージョンアップ版のMT5を導入していませんから、まだまだMT4が使い勝手が良いので、使われ続けると思っています。
まとめ:MT4がおすすめの理由
紹介した、MT4の3つのメリットをうまく使えば、稼げるトレーダーに近づけます。
最後に、記事の内容をおさらいしましょう。
MT4のメリット
・「豊富なツール」
・「カスタマイズ可能なデザイン」
・「独自のプログラムツールが使用可能」などの点です。
MT4のデメリットは、
・Macユーザーにやや不向き
・国内証券会社の取扱いが少ないなど。
FXを始めたばかりの人は、「分析ツールは、どれも一緒でしょ。」くらいにしか思わないかもしれません。ただ、慣れれば慣れるほど、カスタマイズが自由なMT4に惹かれる人が多いです。
MT4を使っていない人は、試しにデモ口座を開設して、チャートをインストールしてみてください。
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