FXトレードにおける流動性について
クリスマス休暇や年末年始は、ポジションを持たない方がいい理由
私は、仮想通貨に大いに興味を持っていますが、まだ、仮想通貨においてトレードをするのは、時期尚早だと思っています。
その理由として、流動資金が少ないと言うことがあります。
流動資金が少ないとは?
簡単に流動資金が少ないと言うのは、プレイヤーが少ないと言うことです。プレイヤーが少ないので、相場において動く資金も小さくなる、と言うことですね。
仮想通貨の話ですが、仮想通貨そのものを嫌っているわけではありません。むしろ、”新しい概念”と言うか、”次の世界”だと思っているので、興味津々なわけです。ですが、トレードはしないと決めている。流動資金が少ないから、です。
特定の個人や団体の力
結局、流動資金が少ないと特定の個人や団体が”一斉に”何かを仕掛けると相場の値動きが大きく変わってしまうのです。
じゃ、個人や団体って誰よ?って話ですが、それはわかりません。人によれば、ヘッジファンドがそのように仕掛けると言うこともありますし、国単位で仕掛けると言う人もいます。
ですが、事実として、2018年の1月にビットコインが大暴落をしました。その時、”売り”を入れている人(団体)は、相当な利益を得たはずです。
FXの相場では
FXは、日々200兆円もの資金が動いていると言われています。日本の国家予算の2年分です。これだけの資金が動いているのですから、特定の個人や団体が相場に影響を与えようと思っても、理論上はできますが、相当難しいわけです。(難しいと言うより無理です。)
ですから、FXの相場は平等、且つ、公平なのです。
ところが、それは日常の話です。この論理は、”非日常”では仮想通貨と同様で流動資金が少ないとできてしまうのです。
相場においての非日常とは
前置きが長くなりましたが、クリスマス休暇や年末年始は、そもそものプレイヤーが少ないので、流動資金が小さいのです。
上図は、2019年年明けに起こった、ドル円チャートです。一気に値幅が下がっています。(他の通貨ペアでもクロス円は、軒並み下落しています。)
トレードは、非日常ではやらない
クリスマス休暇や年末年始の他に、ファンダメンタルズ分析において、大きなイベントがあるときは、ポジションを整理することをオススメします。
アメリカの大統領選挙とか、英国のユーロ離脱とか、そのような時は、仮にポジションを持っている場合は、”収益ロック”をしておくべきでしょう。(ファンダメンタルズ分析)
収益ロック
収益ロックは、かなり高等なテクニックになりますので、初心者の方はそのようなことを意識しないで、持っているポジションを整理することだけ、を考えた方がいいです。
全ての事象はチャートに反映される
トレードで最も有名で、且つ、トレードに活用できる理論がダウ理論です。ここではダウ理論について詳しくは話しませんが、ダウ理論の基本法則の中で
・市場価格は全ての事象を織り込む
ということがあります。
これは、値動きがどのような動きをしても、その値動きは、チャート上に全て織り込まれているということを指しています。ということは、仮に、
だからこそ、テクニカル分析は、より優位性が高く、私たちは、トレードに参加できるのです。分析ができないのなら、そもそも、それはギャンブルになりますし、相場の値動きで利益を目指すことさえできなくなります。
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