【簡単】FXテクニカル分析初心者が最初に覚えること!
テクニカル分析は、過去の相場から値動きを分析し、未来の値動きを予測する方法です。
「テクニカル分析」とひとくくりにされていますが、分析方法はたくさんの種類があり、人によってやり方が変わります。
この記事では、初心者が最初に知っておいた方がいいポイントやどんな分析方法にも通じる基礎知識に焦点をあてて解説します。
「FX初心者は何から始めればいいんだろう。。。」
こう思う方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
テクニカル分析の基礎用語
最初に抑えたい用語について、解説します。基礎用語を覚えて、その後の学習をしやすくしましょう。
「用語を覚えるのか。。学校の勉強みたいで嫌だな。。」
こう思った方は、安心してください。
用語は使っていくうちに自然と覚えるものなので、暗記は必要ありません。誰もが最初は、聞き慣れない言葉が出てくるものですが、テクニカル分析を学び、実践するうちに自然と覚えていきます。
最初に抑える基礎用語は、以下の4点です。
1.通貨ペア
2.ローソク足
3.トレンド相場・レンジ相場
4.順張り・逆張り
1つずつ解説します。
1.通貨ペア
為替取引で使う通貨は、すべてペアになっています。
ペアにすることで、それぞれ価値がわかります。
主要な通貨ペアをまとめました。
USD/JPY | ドル円 |
EUR/JPY | ユーロ円 |
GBP/JPY | ポンド円 |
GBP/USD | ポンドドル |
EUR/USD | ユーロドル |
ドル円以外の、円が右側にある通貨ペアを「クロス円」と言います。ドル円を含む、ドル(USD)が絡む通貨ペアはすべて「ドルストレート」と呼ばれます。
ユーロや、ポンドの通貨ペアは「ユーロストレート」や「ポンドストレート」とは言いません。これは、ドルが世界の基軸通貨だからという理由のFX業界の慣習です。
2 .ローソク足
ローソク足は、チャートの形を作っている要素です。別名「時間足」と言って、時間ごとの値動き表します。
15分足だったら15分間でローソク足1本形成します。1時間足だったら1時間に1本です。
チャートはローソク足の集合で出来ています。そのため、ローソク足1本の形状を見てエントリーの根拠にするトレーダーも多いです。
ローソク足の見方
ローソク足は、二つ種類があります。一つは、上昇を意味する陽線。そしてもう一つは、下落を意味する陰線です。
通常、ローソク足は、青と赤、白と無色というように色分けしてあります。以下の図は、ローソク足を簡略して表現したものです。
陽線の場合、始根は、陽線の四角の下の角、陰線の始根は、四角の上の角です。ヒゲは、仮に1時間足の場合、その1時間の間に、最高値と最安値を現します。ローソク足の四角の部分を実体とも言います。
3.トレンド相場・レンジ相場
相場は大きく2つに分けると、トレンド・レンジの2種類になります。トレンドは、「はやり」という意味の単語です。そのため、継続して、上昇or下落している相場を「トレンド相場」と言います。
レンジ相場は、「ボックス相場」と呼ばれることもあり、一定の幅で上下に繰り返し動いている相場です。トレンドとレンジはテクニカル分析の解説で、よく使われる単語なので覚えておきましょう。
下の画像は、ドル円日足チャートですが、とても強い上昇トレンドから、レンジ相場に転換している局面です。
4.順張り・逆張り
順張り・逆張りとは、エントリーする際に、どの位置でエントリーしているのかを客観的に表している言葉です。
順張りは、チャートの方向性に従ってエントリーします。「上昇トレンドなら買い・下落トレンドなら売り」このように、トレンドについていくのが順張り手法なので「トレンドフォロー」とも呼ばれています。
逆張りは、仮に上昇を狙う場合、そろそろ底まで下落してきたので、次の上昇の初動で捉えようとして、順張りよりもやや早いタイミングでエントリすることを言います。
逆張り、順張りどちらも利点がありますが、初期の段階では、順張りでトレードを行っていくのが良いと思います。逆張りでのエントリーは、やや難易度が高いとも言えます。
下の画像では、青丸印あたりで、買いエントリーすることが逆張りになります。それに対して、赤矢印のどこかでエントリーする際は、順張りですね。
時間足とトレード方法の関連性
用語をおさえると、トレードスタイルも理解しやすくなります。時間足とトレードスタイルは関連していて、勝っているトレーダーは自分のトレードスタイルにあった時間足を見ています。
時間足とトレードスタイルの関連性について、以下にまとめました。
足種 | トレードスタイル |
1分足~5分足 | スキャルピング |
5分足~1時間足 | デイトレード |
1時間足~4時間足(日足) | スイングトレード |
4時間足(日足)~週足 | 長期投資・両替え |
トレードスタイルは、自分のライフスタイルに合わせて決める必要があります。一般的に、時間足が大きくなればなるほどチャートを見る時間が減ります。
ローソク足が確定するのに時間がかかるので、チャートの形状があまり変わらないためです。チャートを見なくてもいいメリットがある一方で、相場の急変についていけないデメリットもあります。
ですので、ライフスタイルを大事にしたいという場合は、スイングトレードが一番のオススメでしょう。私自身は、デイトレは、年に数回程度行いますが、それ以外は、スイングトレードです。
スイングトレードは、慌てなくてもいいですし、焦る必要もないので、トレードの醍醐味を味わえると思っています。
あなたのライフスタイルの中で、「チャートをずっと見れるからスキャルピングをしよう」と考えられるのであれば、それを続けた方がいいです。
逆に、「仕事が忙しくて、なかなか相場をみれないからスイングトレード」という場合は、やはり、しばらくスイングトレードに向き合った方が良いです。
FXテクニカル分析で使うインジケーター
FXテクニカル分析では、インジケーターと呼ばれる相場分析ツールを使用します.
「どのインジケーターが良いかわからない。。。」
こう思う方は、気になるインジケーターをたくさん試して、不要なものを削除していきましょう。
インジケーターは大きく2種類あります。
1.トレンド系
2.オシレーター系
トレンド系は。相場の方向性を見るのに使われます。
オシレーター系は、買われ過ぎか売られ過ぎを見るインジケーターです。
「方向性??買われすぎ売られ過ぎ??」
難しくてよくわからない方は、インジケーターの使い方を覚えると理解できます。
使い方は、別記事でも解説しています。
トレンド系とオシレーター系のインジケーターは、以下にまとめました。
トレンド系 | オシレーター系 |
移動平均線 | ストキャスティクス |
ボリンジャーバンド | RSI |
フィボナッチリトレースメント | MACD |
一目均衡表 | CCI |
まとめ:FXテクニカル分析初心者が最初に覚えること!
テクニカル分析初心者が最初に学習した方がいいことと題して、以下の3点を解説しました。
1.テクニカル分析で使う基礎用語
2.時間足とトレードスタイルの関連性
3テクニカル分析で使うインジケーター
初期の段階では、この3点だけ覚えていただければ大丈夫です。また、テクニカル分析を学び、実践するうちに、使うツール、使わないツールと別れてきます。
自然と取捨選択ができるようになってきます。あと、気をつけていただきたいのが、できるだけシンプルにチャートの値動きを捉えるということです。
長期足で方向感を捉え、基準足でエントリーを検討していくということが、まず何より大事です。
FXの場合、デモトレードという機能がありますから、最低3ヶ月ぐらいはデモトレードで実践感覚を掴むようにしましょう。
わかりにくい所は、関連性のある記事を読むと理解が深まります。ぜひ、別記事もチェックされてください。
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