FX損切りをする勇気
FX関連の情報発信をしているとよく聞かれる質問があります。その中でも割合として多いのが
「損切り出来ず、ズルズルと大損してしまう・・・」
というもの。
私自身もそうでしたが、損切りをするという行為は簡単なようで実は難しいものだと思っています。このブログ記事を書いている時点で、私は、自分の描いたシナリオ以外の値動きになったら、一旦撤退するという”自分ルール”を作っています。
自分ルールを作ってからも、負けトレードはありますし、損失もあります。ですが、大きな損失はなくなりました。また、割とすぐに損切りすることができるようになったので、勝ちトレードをより多く狙えるようにもなってきました。
なぜ損切りが出来ないのか?
損切りとは、「損失を確定させる」ことです。保有資金が損失分少なくなるということですね。10万円の保有資金があり、2万円損切りすれば、保有資金残高は、8万円になります。
ただ、損切り決済しなければ、保有資金は、減ることはありませんから、負けを認めたくないので、そのままズルズルと損を抱えたまま大きな損失を出してしまうわけです。
負けを認めたくないという気持ちは、よくわかるのですが、経験上、シナリオと逆の値動きになっても、ずっとそのポジションを持っていても何もいいことはありません。
FXは基本レンジだからチャートは戻ってくるけど
FX相場というのは、大きなレンジ相場と言われています。そに意味するところは、簡単に説明すると、例えば、ドル円で、
1ドル=80円から1ドル120円
このような幅で動くのです。これは、日本という国、アメリカという国が継続して存在している限り、おおよそこの幅で動くことを意味します。
ですので、仮に、1ドル=110円で買いのエントリーをして、下がってしまった場合は、いつか(3ヶ月後とか、半年後とか、それ以上)は、その価格まで戻ってくることになります。
値動きが戻ってくるとしても、その時はいつなのかわかりませんし、そのいつ来るかわからない時を待って、含み損で耐えるのは、理論上ありえることですが、その間の目に見えない損失を考えると潔く損切りしてしまう方がいいです。
上記のチャートは、2020年1月3日現在のドル円チャートです。例えば、赤丸印のところで、ロングエントリー(買いエントリー)したとします。その後、一気に価格が下がってしまっていますが、この場合、すぐに損切りした方がいいわけです。上でも触れましたが、同じ水準まで価格は戻ってくるものですが、それがいつかはわかりません。
2019年1月3日の大暴落
2019年1月3日に大暴落がありました。この時の価格が、1ドル=104円です。下のチャートは、ドル円日足チャートですが、丸印のところですね。
チャートを見ていただければわかりますが、2019年8月末に、同じ水準まで戻っています。1月の初旬に大暴落して、8月末に戻っているのですが、これは過去検証としてわかることであって、いつ同じ水準まで戻ってくるのか、誰にもわからないのです。
仮に、1月の大暴落の時にもっと下がるだろうと思い、ショートエントリー(売りエントリー)をしてしまっていて、8ヶ月かけて、損失をゼロにしたとしても、その間、追加資金を入れるなどしないと、稼げる局面で稼ぐことができないということになってしまいます。
損切りは潔く、そして、損失を少なくする
逆シナリオという言葉をよく使いますが、”こんな波”を作って上昇していくと分析した時に、”こんな波”にならない時が逆シナリオです。もちろん、明らかに逆の値動きの時も逆シナリオと言います。
ライン分析をすることで、逆シナリオになった時にもすぐにわかりますし、損失を少なくすることができるようになります。
損失を少なくするということは、トレードにおいて、勝ちが膨らみ続けることを意味しますので、トイレの水を流すように損切りできるマインドを構築することで、頭一つ抜け出たトレーダーになれます。
損失を少なくするためには?
極力損失を少なくしていけば、大きく勝てる、大きく利益を取れるのです。では、どうすれば、損失を少なくすることができるのか?ということですが、これは、このブログで書ききれないほどの内容になってしまいます。(詳しくはメール講座にて)
そうは言っても、簡単に説明すると、勝てるところだけエントリーすればいい、のです。当たり前ですよね。「その勝てるところがわからないんだよ!」という声が聞こえてきそうですが、テクニカル分析を学ぶことで、勝てるところがわかるようになります。
相場に絶対はありませんから、勝てるところでも負けてしまう場合もありますが、そもそも勝てるところでエントリーしているので、損失も大きくなりにくいものです。
まずは、メール講座で学んで見てください。プレゼントもあります。
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