【FX】フィボナッチを利用して勝率を上げる!使い方や注意点を解説
「フィボナッチを使えば、FXで勝ちやすくなる。」
このようなことがよく言われています。
とはいえ、
「そもそも、フィボナッチって何なの?」、「フィボナッチの使い方がわからない」
という方も多いと思います。
そこで、この記事ではフィボナッチのお悩みを現役FXトレーダーが解決します。
具体的には、
・フィボナッチとは何なのか?
・フィボナッチの使い方
・勝率が上がる活用事例
・注意点
この順番で重要なポイントをお伝えします。
FXで勝てていない方は、劇的に勝率が上がるきっかけになる可能性があるので、最後まで読んで参考にしてください。
FXで使うフィボナッチとは?
FXで使うテクニカルツールのフィボナッチは、フィボナッチ数列を投資に応用したものです。原理から理解するとツールへの確信が深まるので、フィボナッチ数列を簡単に説明します。
0,1,2,3,5,8,13,21,34,
この数字がフィボナッチ数列です。直前の2つの数字を足した数が次の数字です。
0+1=1
1+1=2
1+2=3
2+3=5……
このフィボナッチ数列は「黄金比」と呼ばれ、人間が「自然と心地いい」と感じる比率になっています。
花びらの形やモナリザの顔は、すべてこの黄金比で構成されています。黄金比については、詳しく別記事でまとめました。
「フィボナッチ」とは、この黄金比を投資に応用したツールです。黄金比は「人間が心地よい」と感じる数値なので、自然と取引が多くなる重要なゾーンになります。
フィボナッチリトレースメントがおすすめ!
「フィボナッチ」と言っても、黄金比がFXに応用されているツールはたくさんの種類があります。
・リトレースメント
・エクステンション
・チャネル
・ファン
・サークル
・アーク
・ウェッジ
分析ツールによって、もっと多くの種類がある場合もあります。トレードで使うさいは、「フィボナッチ・リトレースメント」が最もおすすめです。さまざまな場面で応用できて、使い方も簡単です。
フィボナッチリトレースメントは、
0%
23.6%
38.2%
50.0%
61.8%
100%
138.2%
161.8%
のラインが表示されます。
リトレースメントは「戻し」という意味です。相場の反発ポイントの目安として使います。次の章で使い方を解説します。
フィボナッチの使い方3選
前述したように、フィボナッチの使い方はとても簡単です。活用事例を3点紹介します。
1.押し目の判定で使う
2.利益確定の目安として使う
3.トレンド転換を見極める
1つずつ解説します。
押し目の判定で使う
押し目判定での利用は、フィボナッチリトレースメントの代表的な使い方です。上昇の押し目判定のフィボナッチの使い方は、直近の最高値を更新している水準を100%・高値更新の基準になっている安値を0%であわせます。
38.2%・50.0%・61.8%までローソク足が戻ったら買う。という方法が一般的です。下落の場合は、逆で使います。
画像で見た方がわかりやすいです。。安値と高値に線を引き、38%のゾーンで反発しています。
利益確定で使う
一般的には、エントリーで使うフィボナッチリトレースメントですが利益確定の目安として使えます。
手順は、前回高値に100%をあわせ、押し目の位置(安値)に0%をあわせます。161.8%でぴったし反発しています。設定すると138.2%もだせて、どちらも利益確定の目安として使用可能です。
トレンド転換点を見極める
トレンドの転換点として、フィボナッチが機能する場合があります。
例えば、
「そろそろ上昇から下落へ転換しそうだな」
こう思ったら、下の画像のように直近の安値と高値にフィボナッチを引きます。画像は138.2%で反発しています。
このように、トレンドの転換を探す場合もフィボナッチは役に立ちます。
フィボナッチを使うさいの注意点
フィボナッチリトレースメントは、エントリーの判断をする上で欠かせないツールです。しかし、フィボッチに限らずどんな分析方法・ツールも絶対ではありません。
フィボナッチを使うさいの注意点をまとめました。
1.ゾーンで見る
2.大きな時間足を重視する
3.他のツールも組み合わせる
4.調整が深いほどトレンドが大きくなる
1つずつ順番に解説します。
ゾーンで見る
フィボナッチの数値は、ピンポイントで反発すると思わずにざっくりとゾーンで見ましょう。
そもそも分析ツールによって若干レートはずれます。ピンポイントで反発することは少ないです。多少の誤差を想定内にして使いましょう。
大きな時間足を重視する
フィボナッチは大きな時間足で使用した方が、より機能します。一般的に、大きな時間足の方がテクニカルの精度が高いと言われています。フィボナッチも同様です。
理由は、大口(資金量が多い)投資家が大きな時間足を見て投資をしていることや、短期足は値動きが激しく「ダマシ」が比較的多いからと言われています。
短期の時間足だけでなく、長期の時間足でもフィボナッチを使って分析しましょう。
他のツールも組み合わせる
フィボナッチだけを根拠にせず、複数の根拠でエントリーしましょう。FXのインジケーターやツールは、組み合わせることでより機能します。
「フィボナッチを覚えたから、FXで勝てるんじゃないか!?」
何か新しいことを学ぶたびにワクワクすることは重要です。しかし、絶対に勝てる「聖杯」のようなものは存在しません。フィボナッチもあくまで1つの道具です。
使いこなせれば、勝率をあげられますが「フィボナッチに振り回されている」状態ではなかなか成果が出ないでしょう。他のツールを組み合わせて、使いましょう。
調整が深いほどトレンドが大きくなる
フィボナッチとチャートの規則性として、戻しが深いほど、その後のトレンドも大きくなると覚えておきましょう。
具体的に言うと、浅い戻し(23.6%~38.2%)よりも深い戻し(50.0%~61.8%)の方がその後の上昇or下落が大きくなる傾向があります。
より高くジャンプするために、より深くしゃがむ必要があるのと同じです。相場も大きく動くためには、大きく戻す必要があります。
相場の規則性の1つとして覚えておきましょう。
まとめ:フィボナッチを使って勝率を上げる
ご紹介した「フィボナッチの使い方」を参考にすれば、間違いなく勝率をあげられます。最後に紹介した内容をおさらいしておきましょう。
・フィボナッチは黄金比率
・最もおすすめなのはフィボナッチリトレースメント
・押し目の判定でフィボナッチを使う
・利益確定で使う
・トレンド転換点として使う
いざ実践のリアルチャートで使うと、フィボナッチの引く場所がわからなかったり、うまく機能しない場合があるかもしれません。最初は慣れないかもしれませんが、その都度この記事やyoutubeを見てマネをしてみてください。
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