【ニュースは不要】FXでファンダメンタルズ分析をすべきでない5つの理由

FXについて

「FXの短期トレードでは、ファンダメンタルズ分析をする必要はありません。」

トレーダーによって意見が分かれると思いますが、テクニカル分析だけで十分利益をあげられます。むしろ、テクニカル分析だけをした方が稼げるとさえ思っています。

とはいえ、

「チャートを動かしているのは経済だから、経済指標とかが重要じゃないのか?」

「ファンダメンタルズ分析をしないと、勝てるわけない!」

こんな風に思っている方も多いでしょう。そこで今回は、専業トレーダーの観点からファンダメンタルズ分析が必要のない理由を解説します。

本記事の内容

・ファンダメンタルズ分析をしない5つの理由
・よくある批判への反論
・重要な経済指標は2つだけ

FXでファンダメンタルズ分析をしない5つの理由

先日、こんなツイートをしました。

このツイートを、深掘りしていきます。

その①.過去検証ができない

ファンダメンタルズ分析は、経済指標やニュースを投資根拠にする方法です。経済指標やニュースは、過去に起きた事例でないものを含みます。そのため、過去の統計がとれません。

一方で、テクニカル分析であれば20年前のチャートも参考にできます。チャートのパターンもある程度決まっており、不規則な動きには損切りを入れることで対処可能です。

「戦争などの悪いニュースが起こったら、チャートは下落するに決まっている!」ファンダメンタルズ分析派の方は、こんな風に思うかもしれません。

こちらは、実際の日経225のチャートです。戦争がおこなわれている最中に、+1500円急上昇しました。戦争中だからチャートは下がると思い込んでいる人は、刈られてしまいます。

チャート2022

その②.予想ができない

直近のロシアとウクライナの事例でいうと、まさか2022年現代で戦争を開始するとは予想できた人は少ないでしょう。

また、コロナウイルスなども良い例です。コロナでチャートは激変しましたが、「ウイルスが世界を襲う。」「緊急事態宣言が起こる」なども予想できなかったはず。

また、コロナ禍であってもアメリカ株や仮想通貨は上昇しました。不況になると上昇すると言われ、「有事の金」で知られるゴールドは2020年6月〜2022年1月までレンジで推移していました。

こういったセオリーから外れた動きを、予想できる人は少ないでしょう。

2020年6月~2022年1月チャート

(2020年6月~2022年1月チャート)

その③.価格はチャートに織り込まれる

有名なダウ理論の基本原則ですが、多少の材料はチャートにすべて織り込まれます。

・金利が上がった
・金融緩和がおこなわれた
・雇用者数の統計が良くなかった

上記のようなニュースが原因で仮に上昇したとしても、チャート上で上昇転換を確認すればいいだけです。わざわざニュースを確認する必要はありません。

その④.最終的な決めては結局テクニカル分析

結局、チャートを確認しないと正しい損切りラインや利確のポイントはわかりません。そして短期トレードでは、チャートが上昇か下落か?よりもどこで損切りするか?どこで利確するか?の方が重要です。

ファンダメンタルズ分析では、損切りラインを正確に定めるのが難しいでしょう。どんなファンダ材料がでても、最終的な判断はチャート上でするしかありません。どうせチャート判断するなら最初からチャートを分析した方が、時間の節約にもなります。

その⑤.ファンダメンタルズを言い訳にしてしまう

「ここは、ファンダ材料がでたから負けても仕方ない。」こんなことを言う人は、意外に多いです。

自分の負けをファンダ材料のせいにしていると、改善の機会を逃してしまいます。「テクニカル分析だけを重視する人」は、どんどん負けを改善するので、差がついてしまいます。

ニュースを信じると損をする

ニュースサイトに書いてあることは、基本的に後づけです。ニュースを見ると、金融商品の価格がでた後にニュースを書いていることがわかります。

ニュースサイトは権威性が高いので、思考停止でニュースを信じてしまう人は多いです。都市伝説のように聞こえてしまうかもしれませんが…..ニュースに書いてあることが本当に真実なのか?疑問です。

実例をお見せします。

2022年2月25日の日経新聞トップで日経平均株価が上昇した後、「戦争は世界の景気不安につながらない。」と書かれています。

日経新聞

3日後の2月28日、日経が下落すると「ウクライナ情勢により景気への影響を懸念した売りが先行」と、まったく逆のことが書かれています……

日経

結局は、株価によってコロコロ意見が変わるのがニュースサイトです。鵜呑みにしないようにしましょう。

FXで重要な経済指標は2つだけ

短期トレードをやる上で、重要な経済指標はFOMCと雇用統計だけです。ちなみに、この2つをチェックしなくても問題なく勝つことはできます。

ただ、「どうしてもファンダメンタルズ分析を加えてトレードをしたい」という方は、この2つを重視してください。

・FOMC
・米雇用統計

FOMCは米国の金融政策を決定する委員会で、開催の周期は6週間に1回で年8回です。金利が上がるか?下がるか?の見通しは、FOMCで決まります。「ドルの金利が上がれば、ドルを持ちたい人は増えるのでドルを買う」といった使い方をします。

雇用統計は、毎月第一金曜日の夜に発表される経済指標です。アメリカの雇用状態が雇用統計でわかります。雇用統計発表後は価格が乱高下することが多いので、デイトレーダーは注意が必要です。

トレーダーはテクニカル分析に集中しよう

ファンダメンタルズ分析は、チャートの動きの原因を「ハッキリ」教えてくれるので、好きな人は多いようです。例えばチャートが下落したとして、原因がわからないとモヤモヤする気持ちもわかります。学校教育では必ず正解があることしか教えないので….

しかしFXの場合、大金持ちの大口投資家が気分でドルを大量に売ったり買ったりするだけで価格が動きます。ニュースはそれっぽい原因を紹介すると思いますが、トレーダーがニュースを見ても利益にはつながりません。

テクニカル分析に注力した方が、お金は稼げます。

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