【FX初心者向け】テクニカル分析でMACDを使うべき?使い方や注意点を解説
「MACDを使っている人は多いけど、どうやって使えばいいかわからない」
「FXで勝つために、MACDは使うべき?」
この記事を見ているあなたは、このような悩みを持っているのではないでしょうか?
FXを学習した人なら、誰でも知っているインジケーターである「MACD」の特徴や使い方を解説します。
最後まで読めば、MACDを理解してトレードに活かせるように記事を書いています。ぜひ参考にしてください。
MACDとは?
MACDが有名なインジケーターではあるものの、FXを始めたばかりの人にとっては
「よくわからないローマ字が並んでいる」
くらいにしか思えませんよね。。私もそうだったのでわかります。
MACDとは「Movingu Average Convergence Divergence」の頭文字をとっていて、直訳すると「移動平均収束拡散」です。「マックディー」と呼びます。
直訳も難しく、計算方法なども複雑で覚えようとするとFXが嫌いになるくらい難しいので、覚える必要はありません。
MACDとシグナル
MACDは移動平均線を応用しているインジケーターで、2つの移動平均線を表示してトレードの判断に使用できます。
2つの線にもそれぞれ名前があり、画像の青実線のものがMACD。
黄色点線のものがシグナルです。
MACDは今後の値動きを先行する指標として使われます。
MACD線とシグナル線はそれぞれ計算方法が違います。
計算方法はトレードで稼ぐ上では必要ない知識ですので、計算方法が気になる人以外は読み飛ばしてください。
MACDは短期と中期のEMA(指数平滑移動平均線)の差を表したものです。
(短期EMA-長期EMA)
移動平均線はMACD線を平均的に推移させたものです。
さらに、平均とどれくらい離れているかを表す棒グラフを「ヒストグラフ」と言います。
ヒストグラフだけを見て、チャートの状態を把握するトレーダーも多いです。
【初心者向け】MACDの使い方3選
MACDの使い方として、代表的なものを3つ紹介します。
以下の3点です。
1.ゴールデンクロス・デッドクロス
2.ヒストグラフ
3.ダイバージェンス
1つずつ解説します。
1.ゴールデンクロス・デッドクロス
ゴールデンクロスは買いの合図で、MACD線がシグナル線を下から上に突き破る形です。赤丸印の場所。
デッドクロスは売りの合図で、MACD線がシグナル線を上から下に突き破る形を言います。青丸印の場所。
移動平均線やストキャスティクスなど他のインジケーターにも、ゴールデンクロス、デッドクロスはあり、買いと売りの合図として有名です。
ゴールデンクロスとデッドクロスは形も大事ですが、どの水準で形成されるかも重要です。
例えば、MACD内の高値圏(上の方)でゴールデンクロスをしてもほとんど意味がありません。安値圏でゴールデンクロスするからこそ、上昇の合図となります。
形だけでなく、どの水準でクロスするのかも合わせて見ると良いでしょう。
2.ヒストグラフ
MACD線とシグナル線の動きの次に参考になるのがヒストグラフです。買いと売りの、どちらが優勢かを一目で見ることができます。棒グラフが上に飛び出ている状態が「買い圧力」が強い相場であるとわかります。
棒グラフが下に飛び出している状態が「売り圧力」が強い相場です。
3.ダイバージェンス
ダイバージェンスはチャートの転換点の合図で使われます。
ダイバージェンスとは、チャートの値動きとMACDの動きが一致しない状態です。具体的にはチャートは上昇している時に、MACDはデッドクロスしているのは下落転換のダイバージェンスです。
下落への転換の合図は、チャートが上昇している時に、MACDが下向きの状態です。
RSIやストキャスティクスなど別のインジケーターでもダイバージェンスは起こるので、覚えておくと応用できます。
FX初心者がMACDを使うときの注意点
インジケーターは使い方を間違えなければ、相場を予測できる便利な道具です。一方で正しい使い方ができなければ損失をだすきっかけとなる恐ろしい一面もあります。
MACDの使い方だけでなく、注意点を理解しインジケーターを使いこなせるようにしましょう。また、MACDのダウンロード、MT4への取り込み方などは以下の記事でまとめてありますので、ご覧ください。
MACDだけをエントリーの根拠にしない
MACDの動きだけを根拠にエントリーせず、必ず他の根拠も重なっているタイミングでエントリーしましょう。
MACDはあくまで参考にしかならず100%機能するとは限りません。
FXを学習したばかりのころは、以下のように考える人が多いです。
「MACDがゴールデンクロスしているから買おう」
「ダイバージェンスしているから、きっと転換するだろう」
新しい知識を獲得すれば、使いたくなるのは人間の性格上どうしようもありません。しかしMACDだけを根拠にエントリーして勝っているトレーダーはいません。
上級者は必ずMACD以外の根拠もある場所でエントリーしています。
MACDはあくまでも参考にしかならず、根拠を補助するものです。
MACDに限った話ではありませんが「だまし」と呼ばれるインジケーターが機能しないタイミングがあります。
他の根拠も探せるスキルを同時に身に着けましょう。
まとめ:MACDの特徴や使い方を解説
MACDの使い方や特徴・注意点を解説しました。MACDはあくまでインジケーターであり利益を保証するものではありません。またFXトレードに慣れてくるうちに自分の使いやすい型に合わせてインジケーターを使う人が多いです。
MACDを使いこなせるように、常に試行錯誤を繰り返しましょう。
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