【FX】三角持ち合いとは?発生する理由と取引手法を解説!

FXについて

「三角持ち合いを利用して、FXの勝率をあげたい。」

このように思う方は多いと思いますし、三角持ち合いは意識して見た方が良いです。

とはいえ、

・そもそも三角持ち合いで、どうやって勝てばいいのかわからない。
・三角持ち合いでの正しいエントリー方法は?
・三角持ち合いは知ってるけど、うまく勝てていない…..

このような悩みを持つ方も多いでしょう。

そこで今回は、三角持ち合いに関するあなたの悩みを専業トレーダーの観点から解決します。

具体的には

・三角持ち合いが起こる原理
・3種類の三角持ち合い
・三角持ち合いを使ったエントリーポイント
・三角持ち合いの注意点

この順番で解説していきます。三角持ち合いを攻略すると、利益を大幅に上げられる可能性があります。まずはご一読を。

三角持ち合いとは?

三角持ち合いは、チャートパターンの1種です。三角持ち合いは、名前の通りチャートの高値と安値をそれぞれ上下のラインで引くと「三角形」を作る状態です。

三角持ち合いは、FXを学んだことがあるなら誰もが知っている。定番のチャートパターンです。

三角持ち合い

一般的には、三角持ち合いは大きなトレンドの予兆と言われています。三角形の先っぽに向かって取引量が減っていき、三角持ち合いをブレイクすると上下どちらかにトレンドが発生する傾向があります。

有名な型だからこそ、三角持ち合いを使ったたくさんのエントリーポイントが紹介されていて、トレーダーによって見方はさまざまです。

三角持ち合いはなぜ起こるのか?

三角持ち合いができる仕組みがわかると、よりエントリーの精度があがります。なぜ三角持ち合いができるのか?原理原則をお伝えします。

結論、チャートパターンができる理由は「投資家心理」です。

三角持ち合いは、「上がると思っている人と下がると思っている人の数が拮抗している」という投資家心理が反映されています。

買いたい人も売りたい人も同じくらいいる状態。綱引きのような状況です。買いと売りの量が同じで、方向感がはっきりとしないと「様子を見る人」も少しずつ増えていきます。そうすると、取引量は少しずつ減り三角持ち合いの完成です。

三角持ち合いが抜けたら、大きなトレンドができると知っているトレーダーは、抜ける瞬間を狙っています。三角形の先っぽで少しでも買いor売りの強さが起こりブレイクすると、「様子を見ていた人」が一気に参入するので、実際に大きなトレンドができる。という仕組みです。

大衆心理イメージ

三角持ち合いの3種類の型

「三角持ち合い」と一つの言葉にまとめられていますが、正確には3種類の形にわかれます。
以下の3種類です。

1.シンメトリカルトライアングル
2.アセンディングトライアングル
3.ディセンディングトライアングル

1つずつ解説します。

1.シンメトリカルトライアングル

シンメトリカルとは、「左右対称であるさま」という意味です。つまり、シンメトリカルトライアングルは左右対称の三角持ち合いの形をしています。

シンメトリカルトライアングルは、買いと売りの強さが拮抗している状態です。買いと売りをどちらか予想することをせずに、「ブレイクした方向についていく」という戦略をとるトレーダーが多いです。

シンメトリカルトライアングル

2.アセンディングトライアングル

アセンディングとは、「のぼっていく」という意味合いがあります。そのため、アセンディングトライアングルは安値が切りあがっていて、高値が切りそろっている三角形です。

一般的に、アセンディングトライアングルは、上昇の合図と言われています。

アセンディングトライアングル

3.ディセンディングトライアングル

ディセンディングは、アセンディングの対義語で「下っていく」という意味です。そのため、高値を切り下げつつ安値が切りそろった三角形を「ディセンディングトライアングル」と呼びます。

ディセンディングトライアングルは、売り圧が強い状態で、「下落のサイン」として機能します。

ディセンディングトライアングル

三角持ち合いを使ったエントリーポイント

どんなチャートパターンも実際のエントリーに活かさないと、覚える意味がなくなってしまいます。そこで、三角持ち合いを使ったエントリーポイントを紹介します。

ブレイクした後の押し目を狙う

鉄板のエントリー方法は、ブレイク後の押し目を狙ったエントリーです。

上下のどちらかにブレイクするのを予想して、三角持ち合いをブレイクする前にエントリーするトレーダーもいます。ただ、このやり方は初心者にはおすすめしません。

三角持ち合いの中で、上下の強弱を確認するのはチャートに慣れているトレーダーでないと難易度が高いです。

ブレイク後の押し目だと利益も減ってしまいますが、勝率を上げられます。特に初心者は、三角持ち合いをブレイクした後の押し目を狙うトレードをしましょう。

三角持ち合いの形成中の逆張り

大きな時間足(4時間足以上)で三角持ち合いができている場合は、三角持ち合いの中で逆張りする方法があります。

斜めのトレンドラインは、ある程度反発するラインとして意識されているため、再度反発する可能性が高いです。

ただ、闇雲に逆張りすればいいというわけではなく、「環境認識」は確実に行いましょう。

三角持ち合いでエントリーする際の注意点

三角持ち合いでエントリーする際の、注意点を解説します。
以下3点です。

1.トレンドラインはゾーンで見る
2.トレンドラインは3点以上反発しているか確認する
3.3種類の型を意識しすぎない

1つずつ解説します。

1.トレンドラインはゾーンで見る

トレンドラインは、ある程度のゾーンで見ましょう。「三角形をブレイクした!」こう思ってエントリーすると、チャートが逆に動いてまた三角形に戻ってくる。なんてことは何度もあります。

トレーダーはそれぞれ異なる分析ツールを使っているため、多少の誤差がでます。ピンポイントで抜けたところではなく、ゾーンでトレンドラインをとらえましょう。

2.トレンドラインは3点以上反発しているか確認する

トレンドラインは、何回意識されて反発しているか確認しましょう。反発されていればいるほど、ラインの信頼度は高いです。

1~2回しか反発していないラインは、反発しないことがあります。特に三角持ち合いの中で逆張りをするエントリー方法では、3点以上意識されたトレンドラインで逆張りしましょう。

3.3種類の型を意識しすぎない

チャートパターンは、絶対に機能するわけではありません。

「アセンディングトライアングルだから買っとこう。」このように、安易にトレードしてはいけません。

あくまでも、土台となる「環境認識」を怠らないでください。チャートパターンにプラスで他の分析方法を組み合わせることで、よりトレードの精度があがります。

まとめ:FXの三角持ち合いとは?

FXの三角持ち合いが起こる原因・3種類の型・エントリー方法を解説しました。三角持ち合いは、有名なチャートパターンなだけあって相場での発生率も高いです。

三角持ち合いをうまく自分のトレードに活かして、勝率を高めましょう。
この記事のおさらいです。

・三角持ち合いができる原因は、方向感が定まらないときの投資家心理
・「シンメトリカル」「アセンディング」「ディセンディング」の3種類がある。
・エントリー方法は、「ブレイク後の押し目」「三角持ち合い内での逆張り」がおすすめ
・チャートパターンに勝率100%のものはない。

追記

三角持ち合いについて解説しましたがシンメトリカルなどのように:すぐに覚えられない単語も出てきています。

今回もいくつかのパターンをご紹介しましたが、全て覚える必要はありません。リアルタイムでチャートを見ていると、なるほどこれが三角持ち合いか、とわかる時がきます。

その時に、どんな形をしているのか?をしっかりと把握して、次に備えればいいのです。また、過去チャートで三角持ち合いを探す検証もぜひされてください。

過去チャートで、三角持ち合いがみつかったら、次にどんな値動きをしているのか、さらに検証をすることで、実力がつきます。


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