FXでナンピンするのは危険!?ナンピンで稼ぐ人の特徴を解説!

FXについて

「ナンピンは危険ってよく聞くけど、実際どうなんだろう。発信をしているプロトレーダーでもナンピンをしている人はいるし、結局ナンピンしていいのかどうか教えてほしい。」

この記事を見つけたあなたは、こんな悩みをもっていませんか?そこで今回は、専業トレーダーの観点から、FXのナンピンの基礎知識やナンピンで稼ぐ方法を解説します。

サクッと読める内容です。ナンピンを知ればあなたのトレード収益は格段に上がるかもしれません。まずはご一読を!

FXのナンピンとは?

ナンピンとは、平均取得単価をできるだけ有利にするために、同じ方向にエントリーを繰り返すことです。

少しわかりづらいので、具体例をだします。

例えば、
100.120の水準で、ロング(買い)をいれるとします。
ここで、下落してきて100.020になった場合に、再度ロングをするトレードがナンピンです。

トレーダーによっては「追撃」と言う人もいます。ナンピンは、漢字で書くと「難平」です。

難を平らにする。という意味で、損を平均化する言葉として江戸時代から使われています。

ナンピンはうまく活用すればより稼げる!

「ナンピンをしてはいけない。」こんな風に言われることが多いです。しかし、ナンピンは有効に使えば、より稼げます。

前述したように、計画的にナンピンをすれば、平均の取得単価を有利にできて利益が伸ばせるからです。

例えば、FXでは打診(だしん)のエントリーという言葉があります。「打診買い」は、根拠の少ない状態だけど機会損失を避けるために、通常よりも少額でエントリーすることです。

まず打診買いして、時間が経過し、方向感が掴めてきた時に再度エントリーする。こういったナンピンは、機会損失を減らす+利益も伸ばせるので、当然収益も伸びる方法です。

発信者がナンピンは辞めた方がいいという理由

Youtube,Twitter,Podcastなどでは、「ナンピンは危険」という人が多いでしょう。実際に、ナンピンしているトレーダーもそのように発信しています。

理由は、スキルのない初心者が、安易に「ナンピンすれば稼げるのか!」と解釈してしまうと、危険だからです。。。

実際「無限ナンピン」のように、資金がつきるまでポジションを増やし続けてしまった…

こんな経験がある方は、多いのではないでしょうか?

FXの初心者であればあるほど、「自分のエントリー」を正当化してしまうものです。。。ちなみに、これを自己正当化バイアスや認知的な不協和と言います。

多くのトレーダーは、単純に危険だから「ナンピンは辞めた方がいい」と言っているわけではありません。「スキルのない初心者」がナンピンをしていいと思うと、危険だから辞めた方がいいという意味合いで発言しています。

ナンピンのメリット

平均取得単価を有利にできる点や、打診買いにより機会損失を避けられる点は、前述したように大きなメリットです。

その他のメリットは以下2点があります。

・利益確定をカンタンにする
・自分の手法の弱点を補う

利益確定をカンタンにする

大前提として、利益確定はトレードにおいて最も難しいアクションの1つです。

「もっと利益を伸ばせたのに。」
「利確してれば、損をしなくてすんだのに…..」

こんな経験をしている人は多いでしょう。

ナンピンする=ポジションを2つ持つことです。そのため、1つのポジションを早めに利確して、もう1ポジションはセーフティーバーを作ったり、トレーリングをしたりして利益を伸ばせます。

1ポジション利確しているという行動が、メンタルを安定させるでしょう。これができるのは、ポジションを分割しているからです。

自分の手法の弱点を補う

ナンピンするからといって、とりあえずポジションを増やせばいいというわけではありません。自分の手法の弱点を補う形でナンピンするのがベストです。

例えば、レンジブレイクでエントリーする場合、ブレイクした瞬間に急騰していくパターンがあります。ここで、レンジをブレイクした後の「買いの強さ」を見てエントリーする手法を持っている人がいると仮定します。

①レンジをブレイクして上昇した時にエントリー(機会損失をさける目的)
②レンジをブレイクした後の調整を見てエントリー(利益を伸ばす+勝率を高める目的)

このように、レンジブレイク後の急な値動きを利益にできていないという「弱点」を補えます。

少し難易度の高い話になってしまいますが、

・自分のトレードルールの弱点は何か?
・ナンピン(打診のエントリー)によって弱点は補えるか?

考えてみてください。

ナンピンのデメリット

ナンピンのデメリットとして、リスクリワードが悪くなる可能性があります。

理由は、損切りは必ず2ポジションされるのに対して、利確がうまくいくとは限らないからです。

・損切りのスキル
・利益確定のスキル

この2点がある人、ようするに「正しい場所」にストップ(損切り)とターゲット(利確)がおける人でないと、リスクリワードが悪くなる可能性がでてしまいます。

「利確のポイントを、2ポジション同じ場所におけばいいのではないか?」こんな風に、気づいている人はかなり勘がいいですね。

ただ、利確を同じポイントに置くと、ナンピンするメリットもうすれてしまいます。結局、リスクとリターンはつりあっているということですね。

ナンピンを使ったエントリー方法

ナンピンを使ったエントリーとしては、1回エントリーしてもう1回再エントリーというシンプルな方法が思いうかぶ人が多いでしょう。

ただ、ナンピンをしてうまく立ち回っているトレーダーは多いです。

例えば、

①100.120でロング
②100.020で再度ロング
③100.120で①のロングを決済
④100.020のロングを伸ばす

この方法は、2ポジ損切りされるリスクを減らしつつ、取得単価を10pips有利にして利益を伸ばせます。前述したように、リスクリワードが悪くなる可能性もあるので、やはり「スキル」があるというのが大前提です。

 

ナンピンする際の注意点

ナンピンする際の注意点は、以下3点です。

・ポジションの量は2つまでにする
・規定のロットを2分割する
・計画的にポジションを分散する

1つずつ解説していきます。

ポジションの量は2つまでにする

ポジションの量は、3つ以上にするナンピンはおすすめしません。理由は、トレードの「負担が大きいから」です。

例えば3ポジションエントリーする場合だと、考慮しなければいけないことは増えます。

・エントリーする場所
・利確のポイント

単純に3倍の労力とは言いませんが、3ポジション分考えなければいけません。時間がある専業トレーダーならいいかもしれませんが、兼業トレーダーは軽く「混乱」してしまう可能性があります。

規定のロットを2分割する

ナンピンする場合、資金管理は徹底して行いましょう。ナンピンすることによって、リスクが増えるやり方はよくありません。

具体例をあげると、規定のロット(普段エントリーしている額)が1ロットなら、0.5ロットを2ポジション持つイメージです。

ナンピンを取り入れる=資金をあげる。ではありません。むしろリスクを減らすために、資金管理は今まで以上に丁寧に行う必要があります。

まとめ:FXのナンピンを徹底解説!

FXのナンピンについて解説しました。ナンピンしたから稼げる。といった単純な話ではありませんが、自分の手法・エントリーの癖によっては、利益が増える人は多いでしょう。

ぜひ自分のトレードに活用できるか?考えてみてください。

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