FXあるあるの”ポジポジ病”を克服する方法
FXを実践していると、どうしても”エントリーできるところはないか?”という視点でチャートをみてしまうものです。
ですが、そもそもそのような視点でチャートをみてしまうこと自体があまりいいことではないのです。
ポジポジ病とは
FXでエントリーした後、”ポジションを持っている”という状態になります。含み益の有る無しに関わらず、ポジションを持っている状態は、なぜかチャートを見るとホッとしてしまうのです。
そして、持っているポジションを決済してしまうと妙にそわそわしてしまい、それほど優位性が高くなくてもエントリーしてしまう。
その繰り返しをポジポジ病と言っているわけです。常に、相場においてポジションを持っていないと不安というか、落ち着かないという感じなんです。
ポジションを持たない”勇気”も必要
ポジションを持ちたいという気持ち、それは誰にもあるのですが、ポジションを持つということは、優位性を判断してエントリーした結果ですから、優位性が判断できないような時は、ポジションを持たないこともとても大切です。
むしろ、そうそう思うようにエントリーできる局面というのは、少ないわけで、まず何よりも優先するのは、シナリオを描く力を身につけることです。
というのも、エントリーする前に、
「この値動きだから、こうなってきたら、アクションを起こそう」
と事前に複数の通貨ペアでシナリオを描いておく。すると、当然ながら、自分の考えと逆の方向に相場が動いたり、ちょっとシナリオとはずれてしまうことがあったりします。
その時に、自分の描いたシナリオを信じて、”待つ”ことを選択せずに、逆に動いてもエントリーしてしまったりしてしまう。(これもポジポジ病ですね。)
待つことがとても大事になってくる
相場は、当たり前ですが、自分でコントロールすることができません。トレーダーは、相場の動きに合わせてトレードして、様々な相場の動きから利益を得ているわけです。
私は、相場にもよりますが、週のうち1度もエントリーしない時もあります。それは、自分が描いたシナリオになるまでに時間が必要だからです。
初期の頃は、頭の中で”待つ”ことが大事だとわかっていても、どこかで入れるのではないか?というそんな視点で相場をみていたので、優位性が低いのにも関わらずエントリーしてしまい、痛い目になんどもあったのです。
そうした痛い目になんどもあっていると、痛い目にあいたくないという今度は、”タジタジ病”になってしまいます。
しかし、自分でシナリオを描くことを最優先し、そのシナリオを通りの値動きがあることが何より楽しくなってくる時がきます。
このような気持ちになって初めてポジポジ病から抜け出せるようになります。
誰もが稼ぎたい
誰もが稼ぎたいと思って相場に入っていく。ですが、稼ぎたいという気持ちが強すぎると大切なお金を逆に失ってしまい、”タジタジ病”になってしまう。
なので、稼ぎたいという目的を変える必要があるのです。
「自分でシナリオを描き、そのような値動きを捉えること」を優先すると利益は後から付いてくるようになります。
誰だって、すぐに稼ぎたい、結果を出したいって思いますが、トレードの世界は、結果は後からついてくると思っておくことが何より大切だと思います。
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