【FX】ダブルトップとは？基礎知識・だましの回避方法をやさしく解説！

「ダブルトップを理解すれば、勝率は格段にあがります。」

実際、プロトレーダーの多くはダブトップを見極めて利益をだしています。

とはいえ、この記事を見つけたあなたは、

このような悩みを持っていませんか？

そこで今回は、ダブルトップの基礎知識からトレードへの活かし方まで、専業トレーダーの観点から解説していきます。

ダブルトップを正しく理解すれば、勝率を大幅に上昇させられる可能性が高いです。サクッと読んでダブルトップをマスターしてください。

FXのダブルトップ・ダブルボトムとは？

FXのダブルトップとは、相場が高値で山を2つ作って下落転換するチャートパターンです。反対に、安値で2つの谷を作って上昇転換するチャートをダブルボトムと言います。FXでは有名なチャートパターンです。

ダブルトップは、売りのサイン。一方で、ダブルボトムは買いのサインと言われています。

ダブルトップは三尊（へッドアンドショルダー）と似ていますが、2つの型の違いは、ダブルトップの方が売り圧力が強いため、早く下落する点です。

三尊（へッドアンドショルダー）は、真ん中の山が高値更新してから下落します。2つ目の山ができたタイミングで三尊（へッドアンドショルダー）かダブルトップか？を判別しましょう。

また、ダブルトップは「転換の型」となることが多いです。「転換点」となるチャートパターンなので、見極められるようになると、大きな利益につながります。

ダブルトップ・ダブルボトムができる原理

ダブルトップができる原因は、「高値更新できない」ことにあります。ダブルボトムの場合、ダブルトップの反対だと思って理解してください。

わかりづらかったと思うので、もう少しかみ砕いて説明すると、ダブルトップ＝「買いの強さが足りないサイン」です。

ダブルトップができる際の、投資家心理を考察します

①買いポジションを保有している人の利益確定で下落
②押し目で入る人がいるため、上昇
③買いの強さが少なく、①で利益確定できなかった人が利益確定する
④高値更新できない所を見て、新規ショートが入る
⑤ネックラインをわったことで、②で買った人が損切り(売り)する

トリプルトップもあわせて覚えよう

ダブルトップと同時に、同じ原理で発生するトリプルトップを覚えておきましょう。トリプルトップは、名前の通り「山が3つ」発生して下落するチャートパターンです。反対のパターンを「トリプルボトム」と言います。

ダブルトップとトリプルトップの違いは、トリプルトップの方が下落がより強くなる点です。

理由は、ネックラインにポジションが多く溜まるからです。

意識されるラインは、機能すればするほどポジションが溜まります。そして、ネックラインをブレイクすると、損切り(売り)をする人も増えるので、より大きな下落が発生します。

ダブルトップを利用したエントリーポイント

ダブルトップを利用したエントリー方法を紹介します。効果的なエントリーポイントは、「ネックラインをブレイクした後の戻り売り」です。

前述したように、ネックラインをブレイクすると買いポジションを保有するトレーダーのロスカットを刈って、勢いよく下落します。そこで、ショートをすれば勝率は当然高くなります。

もちろん、ダブルトップだけを合図にエントリーはしません。ですが、1つの根拠としてトレードに利用するトレーダーもいます。

ダブルトップの「だまし」の回避方法

「ダブルトップだと思ってエントリーしたら、上昇して損切りされた・・・。」

こんな経験をしている人も多いはず。

そこで、だましの回避方法を解説します。
以下3点です。

1.転換点で出ているか？
2.ネックラインのブレイクを待つ
3.後半の波動かどうか？

1.転換点で出ているか？

ダブルトップは、上昇から下落への転換の形です。なので、転換点となる場所でダブルトップがでているか？を見る必要があります。

具体的には、

・上位の時間足のレジスタンスライン
・急騰して移動平均線と乖離が大きいチャート
・天井付近

などです。

中途半端な水準でダブルトップがでても、「転換の形」にはなりません。

2.ネックラインのブレイクを待つ

勝率を高めたければ、ネックラインをブレイクしてからショートする方法が良いでしょう。「ネックラインで反発して損切りされる。」という状況に陥りづらくなります。

「ネックラインをブレイクする前にエントリーした方が、利益が増えるのではないか？」こんな風に思う方もいるでしょう。

結論その通りですが、FXでは常にリスクとリターンの比率は一定です。つまり、リターンが大きくなればリスクも大きくなります。

FX初心者(利益がでていない)の時は、勝ってお金を増やす感覚を掴むことが重要なので、あえてリスクを大きくしなくて良いと思っています。

3.後半の波動かどうか？

「転換点」という表現がいまいちピンときていない方は、トレンドの「後半の波動かどうか」を見極めてみて下さい。

エリオット波動という分析理論があります。詳細は別記事で紹介しますが、ざっくり言うとトレンドには型があり、トレンドの後半になればなるほど下落の可能性が高まります。

上昇の1波動目、3波動目は上昇が続く可能性が高いので、上昇の5波動以上＋ダブルトップでエントリーすると勝率があがります。

まとめ:ダブルトップとは？

ダブルトップの基礎知識をひと通り解説しました。ダブルトップは、よく出る型だからこそ、理解を深めれば、勝ちトレーダーに近づけます。

また、チャートパターンは知っていても、実際のチャートの中で気づけなければ「知らないのと同じ」です。知識をつけて満足せずに、リアルチャートでダブルトップを利用して稼げるようにしましょう。

最後に、この記事のおさらいです。

・ダブルトップ＝買いが弱く、高値更新できないという状態
・ダブルボトム・トリプルトップもあわせて覚えよう。
・「だまし」の最もかんたんな回避方法は、ネックラインブレイクを待つこと

FXの知識は、それぞれが深く関係しています。ダブルトップだけでなく、他の記事も合わせて読むことで、勝率をあげられます。

追記

ダブルトップなどのチャートパターンを覚えるのは、トレーダーとして、勝っていくために欠かせない知識です。

ですが、チャートパターンがわかったとしても、すぐにエントリーを考えてはいけません。もちろん、チャートパターンでのエントリーを検討するのは、アリです。

ただ、テクニカル分析というのは、総合力も必要になってきますので、形（チャートパターン）ができたとしても、それだけを理由にしてエントリーしてしまうとやられます。

他にも、ネックライン、RSI、MA、波動、水準などを総合的に判断して、チャートパターンを使いこなしましょう。

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